発達障害の診断を受けると、薬の処方を受けるために月に一度は病院に通うことになります。
これが結構お金がかかります。
診察に約1,000円、薬代は2,000円以上、そして病院までの往復の交通費。
毎月の出費にすると結構な金額になります。
ただし症状や程度によっては、自立支援医療制度を活用することができます。
自立支援医療制度とは、
心身の障害を除去・軽減するための医療について、医療費の自己負担額を軽減する公費負担医療制度です。
簡単に言うと「定期的な通院の医療費を負担してくれる制度」です。
自立支援医療の適用となると、患者さん本人の負担は基本的には1割負担になります。
自立支援医療制度を使うまでには、以下の手順が必要です。
①主治医に制度が適用になるか相談する。
②主治医から自立支援制度申請のための診断書を書いてもらう。
③役所(障害福祉課等の窓口など)にて申請する。
その際診断書、マイナンバー、身分証明書(免許証など)が必要。
④申請書の写しにより、当日より制度の利用が可能。
⑤申請後1~2か月で自立支援医療受給者証と自己負担上限額管理票が届く。
⑥受給者証を病院に提示して自立支援医療制度を利用する。
自立支援医療受給者証の支給までに、かかるお金は診断書の取得のための費用約5,000円です。
申請時に申請した病院と薬局でしか使えない制度になるので、主治医と行きつけの薬局で申請することが必要です。
申請したらすぐに使えるようになるため、毎月の医療費がかかっている方は、すぐに申請することをおススメします。
制度を上手に活用していきましょう!