発達障害が言われがちなこと

今日は、嬉しいことがありました!!!

発達障害のことを書いている理由の1つは、同じ悩みを抱えている人の力になりたいからです。

当事者としてリアルに書くことで、1人でも生きやすくなる人が増えるようにと思って書いています。

今日、僕が書いているnoteがきっかけで診断を受けたnote読者の友人(Tさん)から、
「今度所属する会社の幹部会で、理解を広げるために症状のことを話すことになりそうだから打合せをしたい」
と連絡をもらいました。

早速ビデオ通話をして、幹部会でどんなことを話してどう伝えようか、と作戦会議をしました。

診断を受ける前、すごく不安なことが文面から伝わってきました。
診断を受けた後も、考え悩んでいたのが分かりました。

そんなTさんが今日は、どうやったら人に正しく伝えられるだろう、と連絡をくれたことが非常に嬉しかったです。

今、発達障害の方の支援に取り組んでいることもあり、自身の経験だけでなく色んなやり方があることを伝えることが出来ました。

そんな話の中で、Tさんが友人にカミングアウトした際にあることを言われたと教えてくれました。

Tさんの友人の発達障害への誤解を解くために、
前向きに捉え始めたTさんの背中を押すために、
自分なりのアンサーを書きたいと思います。

言われたのはこんな言葉。

「発達障害だとカミングアウトするのは良くないと思う。
なぜなら、重いからどう接していいか周りを困惑させるし、あなた自身が発達障害であることを出来ないことの言い訳にしてしまう気がする。
カミングアウトすることで誰かの希望になったりはしない。」

どう接していいか分からない。出来ないことの言い訳にしてしまう。

僕も言われたこともあります。
相談に来られる方からも、同じようなことを言われたと聞きます。

「重いからどう接していいか周りを困惑させる」

普通に接してもらって大丈夫です!
目が悪いとか、背が低いとか、と一緒だと思って貰っていいです。

重いことではありません。
どんな症状でもそれが「重い」かどうかは捉え方次第です。

もし、重いと思っているのであれば、それはあなたが重いと思っているからだと思います。

ただ、そのように感じさせないように伝え方は意識しています。

「発達障害を出来ないことの言い訳にする」

身長165㎝の人に「2mのところにあるもの取って」と言っているのと一緒だと思っています。
頑張ればできなくはない。でも、負荷はすごくかかる。ずっとつま先立ちでプルプルしている。

見えることであれば「できなくはないけど、効率が悪い」ことは判断できます。

それが脳の中で起こっていると思ってもらえたらいいです。
具体的に言うと、ADHDはドーパミンとノルアドレナリンといった脳の伝達物質の働きがうまくいってません。上記の例で行くと、でこぼこの靴を履いている人に高いところのものを取らせるような感じです。

精神論ではどうにもならない世界があることを、ちょっとだけでも想像してもらえると嬉しいです。

「カミングアウトが誰かの希望になったりしない」

なってますよ~!!!

ちょっとの想像力を持つことで、もっと多様性を認め合える社会になると思っています。

 

Tさんを全力応援しています!

また、同じように悩んでいる方や困っている方や、症状の名前はついていなくても不安な方いたら、ご連絡ください。

当事者として、発達障害の相談に乗ってきたものとして、お役に立てるはずです。